ヴィオラの弦を色々試したいけどオススメがあれば知りたいな。
どの弦が1番自分に合っているんだろう?
今まで試してきた中でオススメのヴィオラ弦を紹介します!
8種類の弦を点数付きで比較しますよ!
こんにちは!かっぱです。
私は中学でヴィオラを始め、今まで14年間続けてきました。
まだまだヴィオラの経験は浅いですが、これまで色々な弦を試してきたので、今回は個人的に点数を付けて比較レビューをしてみたいと思います!
まぁ先に結論を言ってしまいますと、
ヴィオラの弦は「エヴァ・ピラッツィ」が最強です。
音量の大きさ、太くて柔らかい音色、チューニングの安定感、どれも素晴らしいので、迷ったらエヴァ・ピラッツイを選べば、まず間違いありません。
とはいえ好みもあると思いますので、ご自分に合った弦を探してみてください!
少しでも参考になればと思います。
それでは、早速いきましょう!
ヴィオラ弦の比較レビュー
ドミナント
30/100点
まずは、弦の王道ドミナントです。
最もポピュラーな弦で初心者からプロまで幅広い方が使っていますね。
素材はナイロン弦。
多くの方が使っていますが、私が試した時はあまり望む音量が出ずいまいちでした。
音色も、ナイロン弦にしては少し硬い印象です。
ただ、私の使用楽器が大きいサイズのものなので、楽器によっては合うのかもしれません。そうでなければ、評判良いわけないですし。
自分的には合わなかったので30点の低評価です。
ヘリコア
45/100点
続いて、スチール弦の定番ヘリコアです。調べたら昔とパッケージが違いますね。
中学の頃、ヘリコアはよく使っていました。
スチール弦らしく、音量は出るのとチューニングも安定するので非常に使いやすいです。
初心者の方にはオススメできます。
ただ、その後しばらくして柔らかい音色が欲しくなったので使わなくなりました。値段の手頃さと扱いやすさを評価して45点です。
クロムコア(C線)
48/100点
おそらくマイナーな部類ですよね。スチール弦のクロムコアです。
一時期C線を強い音にしたくて張っていました。したがって、評価はC線のものです。
今思えば、音量も出るし適度に硬くて結構良かったですね。チューニングもヘリコア同様安定します。
ただ、音色的に物足りないので48点。
ヤーガー(A線)
70/100点
こちらはA線のみ試しました。ヤーガーのA線は評価が高いですね。
プロでも使っている方をよく見かけます。
私は1年くらいA線はヤーガーにしていました。
この弦は音が良く伸びます。
音量も十分で、速いパッセージも弾きやすいです。プロの人でもヤーガー使っている人は多いですね。
気に入っていたのですが、ヴィオラのA線特有である音の開きが大きく、扱いが難しく感じたので今は使っていません。
それでも評価は70点としました。
ラーセン(A線)
100/100点
出ました100点です!
これはA線のみの評価ですが、本当に素晴らしいです。
スチール弦ですが、まるでナイロン弦のように音色が適度に柔らかく、それでいてA線らしい音の伸びがあります。
試してからすぐに気に入り、もう10年近く使っています。
プロの方でも、A線だけはラーセンというヴィオリストは多いですね。
私の好きなアミハイ・グロス(ベルリン・フィル首席ヴィオリスト)もA線はラーセンを使っています。
価格は少しお高めですが、音は文句なしの満点です。
ちなみに下3本も使ったことありますが、こちらはガサガサした音色で全然ダメでした。
やはりA線はラーセンに限ります。
オブリガート
85/100点
ヴィオラの下3本といったら、このオブリガートかエヴァピラッツィが大多数ではないでしょうか。
非常に人気のある弦ですね。
私も一時期気に入って使っていました。
オブリガートの良いところは、とにかく弾きやすいところです。
速いパッセージでも音の立ち上がりが早く、粒立ちがはっきりします。
オケでヴィオラ弾く際は、非常に助かりますね。
音色もさすがに柔らかく表現の幅も広がります。
人によっては満点だと思いますが、私の場合は楽器が大きいこともあり、もう少し音量とテンションの高さが欲しかったので今は使っていません。
それでもたまに試したくなる素晴らしい弦ですね。
↓ リンク先ではバラ売りもあります
エヴァピラッツィ
オブリガートと人気を二分するこちら、エヴァピラッツィです。同じくナイロン弦。
私はラーセンと共に長く使っています。
エヴァピラッツィの良いところは、音色は柔らかいながら、音量が大きく太い音が出るところ。
エヴァピラッツィはオブリガートに比べて弦が太く、その分ヴィオラらしい深い響きが出せます。
特にC線やG線で旋律を奏でる場合には、エヴァピラッツィの独壇場となります。大きめのヴィオラを使っている方は特に相性が良いかもしれません。
強いて欠点を挙げるとすれば、C線がちょっと太すぎます。
左手を押さえるのに少し大変だったり、立ち上がりもオブリガートほど早くはありません。
握力が少し弱かったり、弾きやすさを求めるならオブリガートが勝ります。
楽器との相性や弾き方によって、エヴァピラッツィかオブリガートのどちらかを選ぶと間違いないかと思います。
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オリーブ
75/100点
最後は弦の王様、オリーブ。
おそらく一番皆さんが気になる弦ですね。貫禄のお値段(笑)。
一度興味本位で全ての弦に張ったことがあります。この弦は良いところと悪いところがはっきりしていて、諸刃の剣といった印象です。
良いところは、ガット弦らしい極上の柔らかい音色。
この音色のためにオリーブを張ります。ヴィオラの深い響きと柔らかい音色が相まって甘美なほどです。
スチール弦やナイロン弦とは違い、使えば使うほど音色が良くなってきます。切れる直前が一番良い音と称されるのも、あながち間違いではないかもしれません。
一方、悪いところは、非常に安定しづらいところ。
そして切れやすいです。
張って1週間経ってもまだ安定しません。
というより、毎回練習で時折チューニングを直す必要があります。
楽器との相性が良ければ安定するのかもしれませんが、私の場合は安定するのに時間かかり苦労しました。
最悪なのはチューニングの途中でペグ辺りから切れることです。私も最後は切れましたし、先輩でオリーブ使っている人もそうでした。
ただ、音色はオリーブが頂点なので、また使ってみたいものです。
結局オススメできる弦は3種類
ヴィオラの松脂も色々と種類がある。さらさらタイプから粘り気の強いタイプまでさまざま。
沢山試したいけど、松脂1個使い切るのに2〜3年かかるのが難点。
でも15年間探検した中では、
・アルシェ
・ラーセン
・ギョームあとは固めのすっきりした弾き味が好みなら、リーベンツェラーもあり。
— かっぱ@ヴィオラブログ (@kappa_viola) 2018年8月8日
長々と比較してきましたが、私の上記ツイートの通り、次の3種類を自分の好みに合わせて使えば完璧だと思います。
ぜひ自分に合った弦を見つけてみてください!
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